Greeting
院長コラム

高尿酸血症、高血圧、睡眠時無呼吸症候群など
知っている様で知らない病気を院長がコラム形式
で解説しております。

風邪に抗生物質は
効きません!

今、世界中で薬剤耐性菌が増加しています。薬剤耐性とは、特定の種類の抗生物質が効きにくくなるまたは効かなくなることです。薬剤耐性を持つ菌が増えると、感染症の予防や治療が困難になり、打つ手がなくなり最終的に感染症で死に至る可能性があります。

原因は様々ですが、不適切な抗生物質の処方や患者の判断で症状が軽減したため、服用を止めたり量を減らして服用するなどの使い方によって薬剤耐性を生じることがあります。また、風邪症状に対して医師の診療・指示を受けずに自宅にあった抗生剤を内服されるかたが時々いらっしゃいますが、風邪はウイルス感染によるものなので細菌感染を治療する抗生物質は効かないだけでなく、風邪に対して不必要な抗生物質の内服を繰り返すことで薬剤耐性菌を作ってしまうことがあります。

抗生物質のイメージ

ご自身と周りの方の感染症を治すために、医療機関を受診する際は症状を詳しく伝え、医師の指示通りに抗生物質の量と期間を守って服用いただくことをお願いいたします。

  • 初診受付サービス
  • お知らせ
  • 診療時間
  • アクセス
  • トップへ